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Dr.伸のデンタル・コラム
Dentist’s Column

   鈴木 伸先生(津志田歯科医院院長)  http://tusidadc.net/



歯を磨いてもむし歯になる    2005年6月30日

よく耳にする言葉に「一生懸命に歯を磨いているのにむし歯ができる」ということでがある。根本的にむし歯は、歯が酸によって溶かされて出来るものであるということを忘れてはならない。
それではどのようにしたらむし歯にならないでしょうか。
1つはむし歯にならない強い歯を作るということである。これはフッ素を応用すればよい。歯は溶けたり作り直したりしています。その作るときに多くのフッ素を取り込めば強い歯ができると説がある。
2つめは酸を作る原因となる汚れと糖分を減らせばよい。どうしても歯の汚れ、つまり歯垢はつくものである。学生時代の試験にでたが、歯ブラシ1本でお口の中の50%しか汚れは取れないという答えであった。歯の汚れが完全に取れないならば栄養分である糖分を少なくすればよいと思うが、摂取の方法に問題なければよい。糖分を摂取する時間を空けてあげればよいということ
になります。なにかものを摂取すればお口の中は酸性に傾きます。その際に歯を溶かすのです。出来るだけ間隔を空けてものを摂取するのがよいということでしょう。最近はおやつの時間も決められておらず、だらだら食いが目立つような気がします。そのためむし歯が多い子がいるのが現実となっているのです。
後は唾液のパワーを上手く利用すればよいと思います。ものを食べて酸性になったお口の中は、時間とともにアルカリ性に戻っていきます。その時に歯を作り直します。私は昔から食事の後や出かけるときには「事故を起こさない」という迷信で梅干を必ず食べさせられたものでした。そのようなことも昔からの知恵だったのかも知れません。
どうしても最近は子供においても唾液の減少が目に付きます。ストレス等によっても唾液は減りますが、できるだけよくものを噛み、多くを話し、お口を動かすことで唾液の分泌をうながし、健康な生活を送れるようにしたいものです。



歯磨き粉の正しい使い方    2005年5月25日

多くの方は歯みがきの際に歯磨き粉をつけてみがき、それで歯磨き粉の薬効に期待していることと思います。 実際、3分程度お口の中に歯磨き粉があったとしても、あまり効果がでるとは思えないでしょう。
しかし、なぜ歯磨き粉を使って歯みがきをするかというと、一番は爽快感ではないでしょうか。 つけすぎると磨いた気持ちになるだけでなく、歯磨き粉の中には唾液を減少させる成分が入ってるものもあり、現実につけすぎはよくないのであります。
それでは、どの位必要かというと調べた方がいて、研磨剤が入っているものであれば0.6gが適切ということである。 つけないのも歯を削りすぎ、つけすぎも歯を削りすぎるという結果である。一番摩擦が少ないのが0.6gで、実際図ってみたら幅1cmで高さ5mmでありました。
歯磨き粉の薬効についてであるが虫歯についてお話すると、以前にコラムで書いた花田先生によると、歯を磨いた後にうがいをした後お口の中にフッ素入りの歯磨き粉を塗り30分放置する方法である。 歯磨き粉の中には通常約1000ppmのフッ素が含まれているが、せいぜい効果が出るのは10ccでうがいする程度である。 そうなると唾液の量も考えて、フッ素を塗布した後はうがいしないほうがよいということになる。 お子さんの虫歯予防のために、試してみるのもいいと思います。
必ず、歯科医師の指導のもとで行うようお願いいたします。



フッ素    2005年3月25日

前回のコラムを投稿した後のことである。あるお母さんから「うちの子供にはフッ素を使わないで欲しい」と言われました。
フッ素は害になるので歯磨き粉も特製のもの、食品も健康食品を使っているとの事である。
子供さんのお口の中はどうかというと、兄弟2人ともにほとんどの歯が虫歯になっています。
なぜ虫歯になるかということは、私のホームページ(http://tusidadc.net/knowledge.html)で確認していただきたいが、初めは70%位の子供さんが母親からの伝播である。
もし、虫歯になりやすいお子さんだったら、適切な虫歯予防をするほうが子供への愛情ではないのか、と考えるのは私だけでしょうか。
最近になって厚生労働省も水道水にフッ素を添加することを許可したが、現実には普及していない。なぜかというと、フッ素の安全性を理解していただけないのが現状である。水道水フッ素化と虫歯予防のホームページをご覧いただきたい。(http://www.fluoride.jp/
実際、食品の中にもフッ素が含まれており、歯科の材料にもフッ素が含まれている。正しい使い方さえすれば、問題ないということを理解していただきたいと思います。かたや、安全性を疑問視する声もある。フッ素警告ネットワーク(http://members.jcom.home.ne.jp/tomura/murakami/)なるページもある。
今回の来院されたお子さんのお母さんも、あるお母さんからフッ素の害について聞いたということである。本当に専門家でない方々が、1つの意見だけを鵜呑みにするのは、当然のことと思います。このお母さんも素直で子供思いのお母さんなのだと思います。
しかし、現実に健康が害されている状況を見て、今後どのようにして健康を保つかを考えていただきたく、コラムの内容を変更しました。
私は、フッ素は正しい使い方さえすれば、強い味方になってくれるものと考えています。次回は前回お約束をした「正しい歯磨きでフッ素を取り組む方法」について掲載します。



魔法の歯科治療    2005年3月15日

先日、「一生虫歯にならない方法」と題してテレビで放映がありました。「もう虫歯にならない」の著者である花田信弘先生が出演されていました。
花田先生とは盛岡に講演に来た前日に会食をした時の思い出があります。著書にサインをもらい、あとは私はお酒を飲みすぎて堂々と目の前で眠っていたのであります。その際、先生は本当に虫歯を撲滅させることに情熱を持っておられ、熱い思いを感じさせられました。
講演では、先生との約束で当日に虫歯診断器(ダイアグノデント)を持参致しました。使い方次第で初期の虫歯はこの機械で発見できることを再確認致しました。虫歯発見器についてはhttp://tusidadc.net/setubi/other.htmをご覧ください。
それではどのように虫歯を予防するかです。虫歯や歯周病が細菌感染症であることは一般の人々にも知られるようになってきました。そこで、虫歯の原因であるミュータンス菌を除菌する方法です。方法はまずバイオフィルムを取り除かなくてはなりません。これは歯の表面に存在するもので、この存在によって歯を再石灰化させにくくしています。次に患者さんのお口にあったトレー(シーネ)を作って、その中に薬をいれ除菌するというものです。これは3DS(Dental Drug Delivery System)と呼ばれています。今回紹介されていたのはこの方法で、数年前に来盛されたときの講演でもお話しておりました。
花田先生は虫歯のワクチンの開発もしており、この世から虫歯がなくなる日もそう遠くはないかもしれません。この辺の内容についてはhttp://www.japanprize.jp/seminar/0405hanada.htmをごらんになってください。
上記のページにも書いてありますが、虫歯予防といえば、フッ素が再石灰化作用を増強するということです。特にレーザー治療はこのフッ素の取り込みをより促進させる作用があります。正しい歯磨き方法で、フッ素を多く取り組む方法があるのですが、多くの方は実践しておりません。
次回は、この時の講演でもお話していた、「正しい歯磨きでフッ素を取り組む方法」について掲載します。



医療費    2005年2月19日

医療費の削減は、どのようにしたら良いのかを考えてみた。 それは今までも述べたように予防に重点をおくことにつきる。 患者さんでも定期的に健診をうけている方ほど、結論から言うと医療費はかかっていないのである。
そんな中、驚く話が飛び込んできた。盛岡市は来年度歯科の健診にかかる費用を1000万円以上の大幅な削減するというのである。 かたや、18日のニュース(http://www.mainichi-msn.co.jp
/shakai/wadai/news/20050218k0000m040113000c.html
)で埼玉県鴻巣市は、歯科治療費を含む15歳までの子供の医療費すべてを補助し、06年度から無料化すると発表したのである。
岩手県は本来こういうことは、最先端の地域であった。 現在の大船渡市日頃市町(当時村長:鈴木八五平)では全国初の国保無料化を行ったのであります。 その際、1人の患者さんが入院をして仕事も失った。いざ退院の日になって給与ももらえずお金が払えないと訴えた。 しかし、この村は医療費が無料になっていたのであります。この一人の若者は感謝で涙を流し、その足で村役場の前に病み上がりの体なのに30分以上も立ったまま、頭を下げていたそうである。 村長が気がつき声をかけたら、しぶしぶ家に帰ったそうである。その後、この若者は村に大変な貢献をする人物になりました。
現在は当時とは状況は違うが、財源がないからといって福祉を切り捨てる事は考えにくい。 健康それにともなう医療というものはお金では買えるものではないといっても、安心できる生活を送れる事が精神的にも健康になれるのではないのでしょうか。 村はこの事業で多くの「人」という財産をつくり発展したのだ。と、父八五平はいつも語っていました。
本来はこういう事業が理想なのであろう! 今、岩手県や市町村が予算削減を行っていますが、たとえ健診料が無料の県や市町村でなくとも、「自分の健康は自分で守る」とう観点から、定期検診をうけ予防、早期治療を心がけるようにしましょう!



死亡率予測    2005年1月27日

寿命ということを考えていたら、あなたの5年以内の死亡率は?というソフトが開発されたニュースを見た。茨城県健康科学センターが筑波大の協力を得て開発したようだ。日本人のデータに基づいて死亡率を計算するソフトは国内初で、2月下旬にホームページ上で無料公開する予定となっている。ソフトの名前は「脳卒中危険度予測ツール」。
(このニュースはこちらから
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/coverstory/news/20050124org00m300097000c.html
なんとも恐ろしい話だが、歯も含め寿命というものは日常の生活習慣が重要なことは言うまでもない。歯周病も生活習慣病の1つであり、このようなソフトを使い「自分の目標」を設定して、生活改善を行うことは大切なことである。特に、血糖値、喫煙の有無や飲酒量などは、気をつけなくてはならない項目であろう。
動機付けということから、このようなソフトは非常に有効であり、塩分を控えたり、減量したり、たばこをやめるといった行動につながることを期待します。
皆さんも一度お試しあれ!。



歯を失う原因    2005年1月4日

前回まで寿命について考えてきましたが、それではなぜ歯を失うのでしょうか。

歯が失われる原因の約90%は口腔内の2大疾患であるむし歯と歯周病でほぼ同じ割合です。今回は歯周病について考えてみたいと思います。歯周病の症状としては歯の動き、歯肉の腫れや出血、口臭などがあります。お口の中では、歯周ポケットといわれるものが深くなっていき、徐々に骨が溶かされ、最後には歯が抜け落ちてしまうのです。歯周ポケットといわれるものは、歯と歯肉でつくる隙間で、洋服のポケットを想像してみるとわかりやすいと思います。通常、口の中を不潔な状態にしておくと歯垢や歯石が溜まっていき、そこで細菌が増殖していきます。細菌は歯肉に炎症を起こし、毒素を産生して骨を溶かしていくのです。この状態を放置しておくと次第に歯を支えている骨が無くなってしまい、歯がぐらぐらし始めるようになります。歯周ポケットが深くなると益々その内部の清掃が困難になって、細菌にとっては都合が良い環境となるのです。最終的に歯周病が進行して歯が抜け落ちてしまいます。
http://tusidadc.net/tisiki/sisyuu.htm

歯周病は痛みがほとんどないので放置しがちですが、定期的なチェックと歯周ポケットが少ない時の治療が必要となります。よく、「一生懸命に歯ブラシをしているのに」という声を耳にしますが、大きな間違いです。洋服の表面だけをこすって洗っても、ポケットの中にはごみがたくさん残っている経験はありませんか。

予防は歯ブラシだけではないのです。今回は少し悲観的な話になりましたが、今後はどのようにして歯を残していくかを、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。



歯の寿命    2004年12月24日

今回は歯の寿命についてもう少し考えてみたいと思います。

最近の調査によると男性で3〜4年、女性で4〜5年、歯の寿命が延びていると言われていますが、寿命とはかけ離れた年数で、実際歯を失って20〜30年は不自由をしいられます。 それでは歯を失う原因は何でしょうか?昔はむし歯で歯を失う方が多かったのですが、最近では歯槽膿漏(しそうのうろう)です。歯周病と呼ばれていますが、放置するとどんどん進行していきます。結論として、歯を残すには子供の時はむし歯の予防で、成人になったら歯周病の予防に注意すればよいという事になります。

それでは、歯の寿命をのばす対策は行われているのでしょうか。「8020運動」というのがあります。これは80歳で20本の歯を残そうという運動です。今のところ10%程度の方しかおりませんが、10年間で20%にしようと目標を立てています。中間目標は60歳です。60歳で24本以上の歯が残っている人は40%くらいですが、この数値を50%にしようと考えています。実感としてわかりにくいですが、前回の表(http://tusidadc.net/query/archives/000111.html)でおわかりのように、残っている歯の本数をみると現在の平均(50%)は、50歳で25本、60歳で22本、70歳で16本、80歳で8本なのです。恐ろしい話ですが、60歳以降「1年に1本歯を失う」という事になりかねません。

このようにならないために、早期治療・予防を心がけましょう。鈴木伸 http://tusidadc.net/



健康寿命       2004年12月12日

今回から、コラムを担当することになりました鈴木伸です。よろしくお願いします。あまり歯の分野にこだわらず、好きかってに書かせて頂きたいと考えております。

第1回目は寿命ということで考えてみたいと思います。健康寿命という言葉は知っておりますでしょうか。私たち一人一人が生きている中で、元気で活動的に暮らすことができる時期のことを言います。現在「人生80年」といわれるまでの長寿国となりましたが、健康寿命をいかに延ばすかが大きな課題となっております。

さて、歯の寿命はどのくらいの長さでしょうか。平成11年の厚生労働省の調査によると、前歯と奥歯とか歯の種類によって多少違いますが男性は50〜68年、女性は49〜66年ということです。乳歯の後ろからでてくる歯を6歳臼歯と呼び、さらにその奥から出てくる歯は12歳臼歯と呼ばれています。歯の寿命が約50年と考えると、何歳まで自分の歯が残っておりますでしょうか。歯の寿命が人の寿命に追いつかない現状です。我々は、いかに健康な歯の寿命を延ばしていくかということが課題となっています。動物は歯がなくなった時が、死を意味します。人はそういうわけにはいきません。歯の寿命を延ばす方法はあります。そのことは、次回以降に掲載するとして次のページを見てください。
http://tusidadc.net/query/archives/000111.html
現在の平均が50歳で25本、80歳では8本しか歯が残っていないのが、おわかりになるでしょう。50歳以降の30年で17本の歯を失っている計算になります。実はこの表は何かあった時だけ、歯科医院を訪れる方々のグラフです。

とりあえず、健診をうけてみましょう。その第1歩から定期健診の必要性を感じ、自分の歯を守ることを真剣に考えて見ませんか?





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